SNSには電気代の安い家がたくさんなり、そのほとんどが太陽光発電や蓄電池などへ設備投資しています。しかし、そのコスト回収まで計算している人は多くない印象です。
そこで、家に帰るまでが遠足であるのと同様に、コストを回収するまでが設備投資です。
北海道で高気密高断熱の家に住んで丸2年が経過しましたが、2024年の年間電気代とコスト回収までは何年になったのでしょうか?
なお、私は-20℃にもなる北海道・地元工務店で高気密高断熱にこだわり家づくりをしました。最も気候の厳しい環境での家づくりは多くの人の参考になるかと思い、妻のブログを間借りして運営しています。
ちなみに、我が家の性能はこんな感じ。
Ua値0.23
C値0.18
第1種換気ステム
エアコン1台で全室暖房
耐震等級3
ZEH住宅
太陽光パネル7.8kW・パワコン5.5kW搭載
Q1住宅Level3
2024年の1年間の電気代
2024年の1~12月の電気代は121,152円になりました。
昨年の電気代が15万くらいだったので、さらに4万くらい安くなりました。大きな要因は、8~12月の5か月間、ほくでんからLooop電気に切り替えていたからだと思います。
さすがLooopでんきです!!とは言え、電気代の安いLooopも冬の間は高くなるので期間限定の乗り換え。2024年も冬以外は安い電力会社に乗り換えるつもりです。
そして、注目すべきは戸建ての賃貸時代の光熱費との比較です。快適性も上がり光熱費も16万円も安くなっています。
35年間で考えると560万くらいの価値。これなら賃貸で古い家に住み続けるより、新しい家を建てて断熱や太陽光発電にお金をかけた価値があると考えられます。
高気密高断熱推進派の施主のポジショントークなので許してね(笑)
1年間の実質電気代と太陽光発電の売電
2024年の年間電気代が121,152円に対して、太陽光発電の売電が113,985円なったので、実質電気代は7,167円になりました。
おしくもプラス収支にならなかったのは少し残念ですが、年間の電気代がたったの7,167円ですよ?めちゃめちゃ安くないですか?
冷暖房費をケチって寒さや暑さを我慢していたわけではないですよ。本物の高気密高断熱と太陽光発電の組み合わせは最強です。
さらに、FIT卒後の売電単価が8円としても、年間売電が53,640円になるので、実質年間電気代は67,512円程度になる見込み。十分に満足です。
太陽光発電の1年間の売電と自家消費
1年間の太陽光発電の売電価格は113,985円、自家消費額は93,747円でした。合計すると207,732円となりました。
つまり、我が家の場合、太陽光発電を設置する経済的メリットが年間で207,732円になったという計算になります!
なお、太陽光発電7.8kW・パワコン5.5kw搭載、売電価格は1kWhあたり17円となっています。
太陽光発電は儲かるのか?コスト回収まで何年?
太陽光発電のコスト回収まで残り5.8年という計算になりました。
設備投資に約150万円、売電と自家消費を合わせた2024年の経済的メリットが約20.7万円、2023年が17.3万円なので、残りが150-17.3ー20.7=112万円。経済的メリットの平均が19万円なので、112÷19=5.8年という計算をしました。
家を建てて丸2年が経過したので、確実に10年以内にコスト回収できそうです。
なお、詳しい計算は割愛しますが、卒FIT後は売電価格が8円、13年ごとに35万円ぐらいでパワコンを入れ替えるとしても、トータルで黒字になる見込みです。
電気代・売電・自家消費額のまとめ
2024年のオール電化の電気代は121,152円、売電が113,985円なので、実質7,167円となりました。
あともう少しでプラス収支になりそうだったのが、ちょっとだけ悔しい気持ちもありますが、大満足の電気代です。
Looopでんきを使っていた8月~12月の5ヶ月間は、やっぱり安いですね。もう少し早めに使っていたらプラス収支にだったかなーなんて思います。
また、売電と自家消費を合わせた太陽光発電の経済的メリットが207,732円あります。設備投資として約150万円ほどかかっているので、残り112万。あと5.8年程度でコスト回収できる見込みです。
各月の詳細の電気代についてはこちら
各月の電気代等について詳しく知りたい方はこちらを参照ください。
- 2023年1月の電気代
- 2023年2月の電気代
- 2023年3月の電気代
- 2023年4月の電気代
- 2023年5月の電気代
- 2023年6月の電気代
- 2023年7月の電気代
- 2023年8月の電気代
- 2023年9月の電気代
- 2023年10月の電気代
- 2023年11月の電気代
- 2023年12月の電気代
- 2023年の電気代まとめ記事
- 2024年1月の電気代
- 2024年2月の電気代
- 2024年3月の電気代
- 2024年4月の電気代
- 2024年5月の電気代
- 2024年6月の電気代
- 2024年7月の電気代
- 2024年8月の電気代
- 2024年9月の電気代
- 2024年10月の電気代
- 2024年11月の電気代
- 2024年12月の電気代
断熱にコストをかけよう
太陽光発電や蓄電池への設備投資のコスト回収を早くするためにも、断熱にコストをかけましょう。
うちの家が太陽光発電に不利と思われる北海道でも確実に10年以内にコスト回収ができる要因の1つとして、断熱にコストをかけたからだと思います。
断熱等級5やG1で十分だという人もいますが、私的には等級6やG2を目指してほしいと思います。一番コスパが良い断熱レベルと言われているからです。
>>北海道のような寒冷地では断熱等6やG2を目指そう!十分に元が取れる!
SNS上には電気代を発信する文化がありますが、コストも含めて発信している人は多くないように思います。なので、安い電気代を見て一喜一憂するのではなく、そこにかかっているコストまで含めてしっかり検討してください。
今回は2024年の電気代・太陽光発電の電気代記事でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
また、私はクレーマー?工務店とトラブルになった時のお話も参考にしてください。私の屍を拾ってやってください(笑)
皆さんの家づくりが満足のいくものになりますよーに。
じゃーね(^^ゞ
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なお当ブログでは子育てするパパママにとって「そうそう、こんなのが欲しかったの!」と思えるような商品レビュー記事も書いています。気になる方はこちらからどうぞ!
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