耐震等級3のすすめ!大きな地震が来ても住み続けられる安心感を買おう!

家づくり
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  • 家を建ててすぐ大きな地震が来て住めなくなったらどうしよう
  • 絶対に地震に強い家が欲しい
  • でも、今の家は地震に強いよね??

今回はtwiiterで定期的に荒れる話題「耐震等級3問題」です(笑)

いろんな意見やデータがありますが、私は…

耐震等級3推進派(笑)

ということで、ポジショントーク満載でめちゃめちゃ偏った耐震等級3推進派ゴリゴリの内容です。

結論から言うと、ちゃんとした工務店なら耐震等級3へのグレードアップはそこまで高くないし、大きな地震が来ても住み続けられるという安心感は、めちゃめちゃ快適。だから、耐震等級3の家を建てよう!です。

耐震等級3を取得するかどうかで悩んでいる人の背中を、私が押します!

なお、私は-20℃にもなる北海道・地元工務店で高気密高断熱にこだわり家づくりをしました。最も気候の厳しい環境での家づくりは多くの人の参考になるかと思い、妻のブログを間借りして運営しています。

ちなみに、我が家の性能はこんな感じ。

Ua値0.23
C値0.18
第1種換気ステム
エアコン1台で全室暖房
耐震等級3
ZEH住宅
太陽光パネル7.8kW搭載
Q1住宅Level3

耐震等級3は過剰?いらない?

耐震等級3は必須だと思っています。なぜなら、日本にいたらどこでも大地震に遭う可能性があるし、耐震等級3の家が倒壊した事例は今までにないからです。

例えば、耐震等級1の新築を建てた直後に大きな地震が来て住めなくなってしまったら嫌だし、余震が続いて家が壊れて下敷きになるんじゃないかという不安の中で生活をするのも嫌です。

でも、耐震等級3なら大丈夫。きっと安心して住むことができるはずです。

とは言え、家づくりをしていると「耐震等級3は過剰」だとよく言われることも。その理由として…

  • 当社の家は地震で倒壊したことがないですよ
  • 今の家は十分に強いですよ
  • コストアップになります

とよく言われました。たしかにそうかもしれませんが、人生をかけて建てる一生に一度の家だからこそ、絶対に倒壊してほしくないと思うのです。

耐震等級3の費用は?コストアップは?

耐震等級3へのグレードアップは思っている以上に費用がかからない可能性があります。

その工務店によって差がありますが「それくらいでできるんだぁ」と思える会社も多くありました。

なんなら、キッチンやお風呂の設備のグレードを上げた方が費用が掛かるような場合もあると思います。

どうやら、もともと構造計算を大切にしている工務店は、標準で耐震性が強いためそれほどコストアップにつながらないようです。

ぜひ、耐震等級3へのコストアップはどれくらいか聞いてみてください。

キッチンのグレードを上げる感覚で耐震等級3を取ろう

キッチンやお風呂のグレードを上げる感覚で耐震等級3取得してほいと思います。

なぜなら、耐震等級3が標準である工務店は多くなく、施主自身が希望しないといけないからです。また、コストも思っている以上にかからない場合もあるはずです。

そもそも耐震等級3に対応していない工務店や大幅なコストアップになる工務店は選んではいけません。耐震性を重視していない可能性が高いです。

住設備のグレードを上げる感覚で耐震等級3へとグレードアップしてみよう。

地震で壊れない安心が欲しい

大きな地震のニュースを見るたびに、耐震等級3の家を建てたことへの安心感を感じます。

川の氾濫のニュースを見るたびに氾濫区域外の土地を選んだことへの安心感を感じます。川の増水については土地を選べない人もいると思うが、耐震等級3は自分で選べる。

地震後も安心して住むことができる家を建てた自分を褒めたい!

しかし「現行の耐震基準になってから、地震によって住めなくなる確率は極めて低いよ。エビデンスがある」という意見もあります。

もちろん、私も調べていくうちにそのデータの存在を知りましたが、私は耐震等級3の家を選びました。

なぜなら「安心」がほしかったのです。豪華なキッチンやお風呂より安い可能性がある耐震等級3。

豪華な設備が欲しい人がいるのと同じように「安心」が欲しかったのです。耐震等級3を選ぶということは「安心」を買うことと同じなのです。

地盤の良さも大切

R6.1.1の正月に能登半島地震が起きました。液状化の被害にあった家屋がたくさんありました。そこで、改めて地盤の重要性が注目されました。

しかし、地盤って土地を購入してからでないと調べられないのが一般的。そんな時に、簡易的に地震による揺れやすさや液状化の可能性など地盤を調べられるサイトがあるのです。

あくまでも目安にすぎないですが、そのエリアの土地の傾向はわかると思います。

では、おすすめの3つサイトを紹介します。

地盤サポートマップ

まずは地盤サポートマップがおすすめです。とても有名なサイトです。

私がやり取りをしたすべての工務店もこのサイトを使っていました。

  • 揺れやすさ
  • 液状化の可能性
  • 土砂災害の可能性
  • 浸水の可能性
  • 地形や地質情報

これらの情報を調べることができます。

地盤カルテ

地盤カルテもおすすめです。

  • 地盤改良比率
  • 浸水リスク
  • 地震による揺れやすさ
  • 土砂災害リスク
  • 液状化リスク

それぞれのリスクの目安を低から高と示し、地盤リスクの総合的な目安として100点満点で評価してくれます。

もちろん、地形や地質情報も載っています。

国土地理院

国土地理院のサイトを使えば過去の航空写真が見れるので、かつてどんな土地だったのか空の上から調べることができます。

ただ、その場所によっては過去な航空写真がない場合もありますのでご注意ください。ねらっている土地の過去が簡単に見れます!

なお、土地の探し方については、土地探しは結婚相手探し!?の記事を参考にしてください。

地震保険が半額になる耐震等級3を選ぼう

地震保険が半額になる耐震等級3かどうかを必ず確認してください。

なぜなら、公に認められた耐震等級3の家は地震保険が半額になり、複雑でわかりづらい耐震等級3の中で迷子にならずに済むからです。

例えば、許容応力度計算の耐震等級3や品確法の耐震等級3、在来工法とツーバイフォーの耐震等級3の耐震性の違い、申請していないだけの耐震性抜群の耐震等級相当3や、耐震性の低い耐震等級3相当など。

いろいろありすぎて迷子になってしまいそうです。

だからこそ、地震保険が半額になる公に認められた耐震等級3かどうかを確認してください。それだけで、間違いなく耐震等級3の家を建てることができます。

なお、我が家は品確法による耐震等級3です。もちろん地震保険も半額で入りました。

>地震保険は火災保険。不要派から必要派になった私

耐震等級3の中にも強さのレベルがある

実は耐震等級3の中にも強さのレベルがあります。例えば、許容応力度計算と品確法の耐震等級3も強さが違うし、在来工法とツーバイの耐震等級3も違います。

さらに、許容応力度計算の耐震等級3の中にも強さのレベルがあって、構造を無視した間取りの無理矢理な耐震等級3はちょっとやばい?というような話も??

とにかくかなり複雑です。その複雑さがゆえにtwitterの中でも実務者の中でも細かな点で意見が割れています。

耐震等級3に強いこだわりがある場合は許容応力度計算による耐震等級3の取得をおすすめします。なぜなら、構造計算のレベルが最も高く耐震等級3の中でも最も耐震性が高いからです。

しかし、これまで耐震等級3の家が倒壊したことありません。個人的な考えですが、どのレベルの耐震等級3でも構わないと思って家づくりをしました。

耐震等級3のレベルや種類で選ぶことは、工務店選定の選択肢を大きく狭めてしまい、家づくりがうまく進まない可能性があるからです。

みなさんはどう思いますか?

耐震等級3相当に気を付けよう

耐震等級3相当には絶対に気を付けてください。これは偽物であり耐震等級3ではありません。実際は耐震等級1であり、耐震性も強くありません。

もちろん、地震保険も半額になりません。

極まれに構造計算はしっかりやって耐震等級3の耐震性はあるけど、申請はしていないので公には認められない耐震等級3相当もあるようですが、普通の施主がそこを見極めるのは無理です。

だからこそ、少なくとも地震保険が半額になる耐震等級3かだけ確認してください。それだけで、セールストークの耐震等級3相当に騙されなくなるはずです!!!

構造塾で学ぼう

【構造塾#97】築10年の木造住宅 解体調査で見えたこと!

住宅の耐震性について詳しく学びたい方は、構造塾の佐藤さんのYouTubeがおすすめです。専門的にかつ分かりやすく耐震性について学ぶことができます。

上記の動画は震度7を2回経験した熊本地震で倒壊した家を調査してわかったことを動画にしてくださっています。

なお、木造住宅を耐震等級3にする、もうひとつの理由の動画もおすすめです。在来工法とツーバイフォー工法による耐震性の違いを学ぶことができます。

コメントも1つ1つ丁寧に答えてくださっており、とても勉強になります。

おわりに

耐震等級3の取得には賛否があります。でも、私は耐震等級3の家を建てました。なぜなら、何よりも安心を買いたかったからです。

この感情は、豪華なキッチンやおしゃれな照明が欲しいという家づくりに理想を詰め込みたいという誰もが持っている気持ちと同じだと思います。

だからこそ「耐震等級3は過剰だ」という声にイラっとするのです。豪華なキッチンやお風呂を「過剰だ!」という人なんて頭おかしいですよね?

個人の趣味で選べるのが注文住宅の醍醐味じゃないじゃないですか。なので、無垢床をおすすめする人がいる同じように、私は耐震等級3をおすすめしています。

耐震等級3はとても複雑ですが、地震保険が半額になる耐震等級3を選べば大失敗は避けれらます。

その結果、私は耐震等級3の家に住むようになり、地震が来ても倒壊しないし家の中が安全だという安心感を感じとても快適です。

むしろ、築40年以上の実家に帰った時に地震が来ないかちょっと怖いです(笑)耐震等級3は本当におすすめですよ!

なお、地震に強い耐震等級3の家なら地震保険は必要ないと思っていましたが、調べていくうちにいろんな事実を知りました。地震保険も必須ですよ。

興味のある方は、地震保険は火災保険。不要派から必要派になった私の話の記事も参考にしてください。

当ブログでは子育てするパパママにとって「そうそう、こんなのが欲しかったの!」と思えるような商品レビュー記事も書いています。気になる方はこちらからどうぞ!

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