- あんなにくっついてきた子が全然話してくれない
- 顔を合わせればケンカばかり
- 「部屋に入ってくんなー!」「うるせーな!」と汚い言葉の応酬
思春期の子育ては大変。
子どもとどう関わっていけばいいか不安で、ノイローゼになりそう…
こんな感じの人も多いんじゃないでしょうか。そんなお悩みにお答えします。
この記事を読めば、思春期の子育て中でもっとも大切なことが学べます。
結論から言うと子どもの命を守るために「子どもの相談するリスト」から親が外されないことが大切になります。
なぜなら、子どもが最後の最後に親であるあなたに相談さえすれば、子どもの命を救うことができるからです。
心理的な自立が進んでいく思春期において最も大切なことは子どもの安全を守ることです。
思春期において、細かいしつけはそれほど重要ではありません。
子どもの命を守ることができれば、なんとでもなりますから。
たったこれだけで良いのです。少し気持ちが楽になりませんか?
では、その理由を解説していきます。
外の世界の悪い大人たち
もし、子どもの話を聴けていなかったら…
そんな時、子どもの話をちゃんと聴いてくれる人が、外の世界の悪い大人だったら、どうなるでしょう?
きっと子どもはその人の話を聴くようになります。
なぜなら、話を聴いてくれる人を自分の良き理解者だと思うから。
話しを聴いてもらえない子どもほど、話を聴いてくれる人を外の世界に求めようとします。
やがて、そっちの悪い世界に行ってしまい、子どもの安心安全を守ることができなくなるかもしれません。
今はSNSなど親の知らない所で簡単に知らない人とつながることができる時代だからこそ、怖いのです。
子どもの命を最後の最後に守れるのは親
- もし、子どもがいじめられてしまったら
- もし、子どもがやってはいけないことを友達から誘われたら
- もし、子どもの身に危険なことがせまっていたら
子どもの相談リストに親が載っていなかったらどうなるでしょうか?
もしかしたら、子どもはいじめられつづけ、やってはいけないことに手を染めてしまうかもしれません。
でも、相談するリストに親が載っていたらどうでしょうか?
「お母さん、実は最近クラスメイトから嫌なことをされていて…」
「お父さん、実は昨日友達から〇〇しようぜと誘われているんだけど、さすがにやったらいけないと思うんだけど、断りづらいんだ…」
「SNSで知り合った人に、会わない?と誘われているんだけど…」
このように、最後の最後に子どもが親に相談してくれるかもしれません。
相談してくれさえすれば、親である私たちが子どもの命を守ることができます。
つまり、相談するリストに載ってさえすれば、大丈夫なのです。
心理的な自立が進んでいく思春期において最も大切なことは子どもの安全を守ることです。
子どもの安全を守ることができれば、なんとでもなります。
相談するリストに載るために親ができること
4つの大切なことを解説します。
- 子どもの話を聴こう
- Iメッセージで思いを伝えよう
- 子どもをコントロールしようとしない
- 子どもの存在を認める存在承認
どれも大切なものばかりなので、ぜひ参考にしてください。
子どもの話を聴こう
子どもの相談するリストから外れないためにどうしたらよいか。
それは、子どもの話を聴くことです。
なぜなら、人は話しを聴いてくれた人の話を聴こうするから。
そして、話を聴いてくれる人に相談するものです。
つまり、子どもの話を聴くことが子どもの相談するリストに載ることにつながり、子どもの命を守ることができるのです。
大切なことは子どもの話をただ聴くことです。
Iメッセージで思いを伝えよう
Ⅰメッセージとは自分の気持ちを伝える声がけのことを言います。
たとえば、「お茶碗洗いを手伝ってくれて、ありがとう。忙しかったから、助かったよ~!
「話してくれてお母さんうれしかったよ。」
「ありがとう」「助かったよ」「うれしいよ」「悲しいよ」などと自分の気持ちを伝えるだけです。
このように言われたら、なんだかうれしい気持ちになりませんか?
もしかしたら、思春期の子どもたちは、恥ずかしがるかもしれませんが、
きっと、家族の一員として家族の中に居場所を感じられるようになると思います。
子どもの存在を認める存在承認
特に思春期の時期には相手の存在を肯定的に認めるIメッセージの存在承認をお勧めします。
簡単に言うと、「ちゃんと見ているよ。ちゃんと気にかけているよ。心配しているよ。」というメッセージを送ることです。
この存在承認はどんな場面でも伝えることができます。
例えば、
- おはよう♪
- 車に気をつけて学校行くんだよ。
- おやすみ!
- 夕飯何食べたい?
普段からこのような声がけを自然に言っている人は
「このどこがそんなに特別なの?」と思われるかもしれませんが、
逆に「おはよう」「車に気を付けるんだよ~」「おやすみ」がなかったらどう感じますか?
悲しい気持ちになりませんか?
つまり、これらのメッセージには「子ども存在を認め、愛しているよ」という気持ちが感じられる大きな力があるのです。
子どもをコントロールしようとしない
思春期は子どもの心理的自立が進む時期です。
子どものタイプにもよりますが、細かいことに対して必要以上にガミガミ言うのをやめましょう。
子どもの領域に親が入り込みすぎると、心を閉じてしまうかもしれません。
たしかに、しつけとして言いたい時もあるでしょう。
でも、散らかしっぱなしなどのような、命にかかわらないような細かいことを言うのは5回のうち1回程度しておいた方が無難です。
なぜなら、思春期は一生続くわけじゃないから、この機会を逃したらもう成長しないわけではないからです。
もちろん、子どもの機嫌をとりましょう!と言っているわけではなく、
子どもが親の話を聴けない状況で言っても意味がないのです。
子どもが話を聴ける心の準備ができた時に伝えた方が良いのです。
あくまでも、未来の子どもの成長を信じましょう。
相談するリストの親の順位は低くても大丈夫
子どもが幼稚園くらいのまだ小さかった頃、子どもが最初に相談する人はきまってお父さんやお母さんだと思います。
しかし、徐々に大きくなるにつれて、これまで最初に相談していたのがお父さん、お母さんだったのが、兄弟姉妹や友達になったり、さらに中学生や高校生ぐらいになると彼氏・彼女になったりします。
皆さんも心当たりがあるのではないでしょうか。
このように、子どもの成長とともに相談するリストの親の順位が下がってくるのが普通なのです。
なぜなら、心理的な自立が進んでいく思春期において最も大切なことは子どもの命を守ることだから。
思春期において、細かいしつけはそれほど重要ではありません。
だからこそ、子どもとの距離を少しとりながら、相談するリストに載ってさえいればいいのです。
大丈夫です。子どもの命を守ることができれば、なんとでもなりますから。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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