子どものやる気を引き出すIメッセージとやる気をつぶすYouメッセージ

コーチング
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  • どんなにほめても子どもがやる気を出してくれない
  • どんなふうにほめたらいいのかわからない
  • 子どもへの声がけに悩んでいる

こんな疑問に答えたいと思います。

日本でもプロ野球の日本ハムファイターズの白井一幸氏のコーチングが黄金時代を支えていたというのは有名な話です。

このように大きな成果が出ているコーチングの観点からIメッセージについて解説します。

この記事を読むと、子どものやる気をつぶす声がけではなく、子どものやる気を引き出すIメッセージにより、子どもの本当のやる気や主体性を引き出すことができます。

結論から言うと、

Ⅰメッセージとは自分の本当の気持ちを伝える声がけであり、ほんのちょっとの準備をするだけで、子どものやる気を引き出すことができるようになります。

コーチングとは?

そもそもコーチングとは何か?「質問のテクニックがコーチングである」とよく勘違いされていますが、まったく違います。

コーチングとは「人が自ら考え、自ら行動する力を身につけさせるコミュニケーション」のことを言います。

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コーチングの3つの特徴

  • 相手以上に相手を信じる
  • 課題に対する答えは相手が持っている
  • 100%相手の味方

これがコーチングをする時の基本です。

相手以上に相手が自己実現できる力があるんだと信じるところからコーチングが始まります。

そんなふうに思ってくれる人がいると心強いですよね。これが、私がコーチングが好きな最大の理由。

家族の力を信じる人でありたいものですね。

子どものやる気を引き出すIメッセージ

自分の気持ちを伝えるメッセージをI(アイ)メッセージと言います。

例えば、

「お茶碗洗いを手伝ってくれて、ありがとう。忙しかったから、私すっごく助かったよ~!

「100点おめでとう。お母さんもうれしいよ

これは主語が私(I)になっていることからIメッセージと言います。

とても簡単ですね。自分の気持ちを伝えるだけでいいのです。

どんな効果があるの?Iメッセージの効果

  • 人の役に立つ喜び(貢献)
  • 健全なやる気
  • 子どもの中から湧いてくるやる気
  • 感謝や承認を感じられる
  • 自主性や主体性が生まれる

Iメッセージには「お母さんが喜んでくれた。またやりたい!」というように貢献することの喜びを感じる力があります。

皆さんも家族や上司から「手伝ってくれて本当にありがとう!すっごい助かったよ♪」と言われたら、うれしい気持ちなりますね。

また同じように困っていたら「助けてあげたい!」という気持ちも湧いてきませんか?

ご褒美や報酬がなくても、相手がただ喜んでいる姿を見るだけで

「またやろう!」「人の役に立ちたい!」

という気持ちが自然に湧いてきます。

子どもの中から本当のやる気が湧いてきます

これが、Iメッセージの効果です。

声がけのレパートリーを用意しておこう

しかし、「急に自分の気持ちなんて言えるかな??」

と不安になる人もいると思いますが、全く問題ありません。

なぜなら、私もかつて同じように思ったからです。

たしかに、私たち日本人は自分の気持ちを言うことを苦手としているかもしれませんが、

ほんの少し心の準備をしておくことで解決できます。

それは、あらかじめ何を言うか声がけのレパートリーを準備すれば良いのです。

そこで、私がよく使う声がけを紹介します。

だれでも今すぐ使えるようになります!!

≪子どもが何かしてくれた場合≫

  • 「〇〇してくれて、助かったよ!
  • 「〇〇してくれて、うれしいよ!
  • 「〇〇してくれて、ありがとう

≪子どもが何か頑張った場合≫

  • 「〇〇がんばったね。私もうれしいよ
  • 「〇〇がんばったね。いつも応援しているよ

この中でも使いやすいのが「助かったよ」「うれしいよ」です。

「言葉を準備しておくなんて、本当の気持ちじゃないんじゃない?」

そうかもしれません。

でも、「助かったよ、うれしいよ」と感じない人はいませんよね

これらは素直な気持ちの代表例であり、汎用的な言葉だと思います。

実際、私はほぼほぼこの2つを中心に使っていますし、自分の気持ちとも一致しています。

Youメッセージとは

先ほどご紹介したIメッセージのほかに、Youメッセージというものがあります。

たとえば、

「食器洗いを手伝ってくれて、エライね」「100点とってすごいね。エライね」

これは「あなたがエライね、すごいね」と主語があなたであることから、Youメッセージと言います。

一般的なほめ方です。

しかし、この言葉の裏側には

「手伝わなかったらエラくない」

「100点とらなかったら、すごくない、エラくない」

という意味が隠されています。

プラスの言葉なので、決して悪くないのですが、評価のニュアンスが含まれ、「良い子でいるには、手伝わなきゃ」と追いつめられることになりかねません。

良いか悪いかを他者が決めるのがYouメッセージです。

自分の価値を他者が決めるのがYouメッセージです。

なんだかとても怖いですね。

これは、ほめられないと行動しない人になる種を相手に植えているのと同じといます。

そもそも本当のやる気は外からはたらきかけるものではなく、子どもの中から湧いてくるものです。

Youメッセージは本当のやる気を引き出せません。

Iメッセージは誰でもすぐにできる効果が期待のある声がけ方法です。

最後のにIメッセージにおける最も大事なことを伝えます。

それは、偽りのない本当の気持ちを伝えてみてください。

助かっていないのに「助かったよ」ではIメッセージの効果は期待できません。

敏感な子どもたちには見透かされてしまいます。

ぜひ、本当の気持ちを伝えてみてください。

お子さん自身はもちろん、お母さん・お父さんもほっこりした気持ちになると思いますよ。

ぜひ、Iメッセージを使ってみてください♪

そのほかのIメッセージに関する記事はこちら

皆さんの子育てに少しでも役立ってもらえると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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