高気密高断熱ならエアコン1台で暖房は可能?-20℃の北海道で実験中!

家づくり
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大和田常務、裏は取れていますよー

こんにちは。

家づくりにおいて暖房器具をどうするかは悩ましい問題です。寒くないか?設置費用は高くないか?心配になりますよね。

私は床下エアコン・階間エアコン・パネルヒーターなどたくさんあるなかで、壁掛けエアコン1台で家全体を暖めることを選びました。

今回はエアコン1台を選んだ理由や実際の効き具合などのお話です。エアコン1台での全館暖房に興味がある人に読んでほしいなーと思っています。

ちなみに、-20℃にもなる北海道でもエアコン1台で全室暖房が可能だし、設置費用や電気代も安くコスパ最強です。

なお、我が家の性能はこんな感じ。

  • Ua値0.23
  • C値0.18
  • 第1種換気システム
  • エアコン1台で全室暖房
  • 耐震等級3
  • ZEH住宅
  • 太陽光パネル7.8kW搭載
  • Q1住宅Level3

コストが安い

ウッドショックやコロナ危機で建築費が上がっている中で、少しでもコストを抑えたいと思っていた私。

なぜなら、北海道の暖房器具と言えば、セントラルヒーティング(パネルヒーター)ですが、値段も高く1軒あたり120~150万もするからです。

「た、高けーよ。昔ながらのFF式ストーブなら10万くらいなのに」そう思っていました。

なので、当初工務店にはコスパ最強鎌田先生考案のFF式ストーブ1台全室暖房を依頼しましたが、太陽光発電を載せた方が光熱費メリットが高いと説明を受け、オール電化に決定。

その結果、エアコン1台で家全体を暖める方式に変更になったのです。

なお、エアコンも同じようにコスパ最強です!冬用エアコンは少し高めですが、それでも他の暖房器具よりもずっと安い。メンテナンス性も高い。コスパを求めていた私の方向性に変わりはない!

これで100万近くの減額に成功したはず!!コストが安いことが一番のメリットだと思います。

快適性は?エアコン設定温度は?

どうですか?-20℃にもなる北海道で、21度前後をキープしていますよ!いずれも一番寒い朝の温度です。湿度も50%前後。エアコンの設定温度は真冬で22~23℃位にすることが多いです。

もちろん、南側の部屋と北側の部屋では多少温度差があります。SwitchBotは腰ぐらいの高さに置いていますが、ファミクロだけは床に直置きしています。高さによる温度差も多少ありますね。

なので、この程度の温度差を良しとできる人にエアコン1台での全室暖房をおすすめします!

エアコン1台でも家全体をまるごと十分に暖められます!

快適性は床下暖房やセントラルヒーティング

床下エアコンや床下暖房、パネルヒーターと比べると快適性は落ちます。工務店からも温度差ができることや少し快適性が劣ると説明がありました。

でも、私はエアコン1台を選択。なぜなら、友人の家が床下暖房なのですが、そこでも足元の冷えを感じたからです。末端冷え性の私の足は冷え冷え。なので、きっとどんな暖房でも足元は冷たくなるだろうと考えたのです。

高い暖房器具にして快適じゃなかったら悔しいしね。笑

結果、エアコン1台でも足元は冷えます。床断熱としてGW200mmが入っていれば、足元の冷えはほんとど感じないと言われている中で、私は靴下は必須です。

でも、不快というわけじゃないですよ。家全体が暖かいのでむしろ快適です。不満はありません。同じ工務店で建てた施主で足元が冷えず快適だとおっしゃっている人もいるので、たぶん私個人の問題ですね。

ただ何よりも快適性を優先したい人は、床下暖房やセントラルヒーティング、施工実績があるなら床下エアコンがおすすめ。その方が確実ですよ!

あくまでもエアコン1台での全館暖房はコスパを優先する人や足るを知ることができる人におすすめです。

電気代は?

いくら快適とは言え、光熱費がかかっていたら意味ないよね?その通りです。

気になるのは光熱費。真冬の1月の電気代は32,082円、2月が23,043円でした。年間の電気代は150,691円でした。

エアコン1台でも高気密高断熱の家なら、北海道でも電気代はそれほどかかりません。

なお、うちは7.8kWの太陽光発電を設置しており、その売電を含めると、年間で41,398円でした。電気代を安く抑えるなら太陽光発電も必須ですね。

電気代について詳しく知りたい人は、2023年の北海道のオール電化の電気代と太陽光発電の売電は?の記事からどーぞ!

エアパスは必須

エアコン1台で全室暖房するためにはエアパスは必須。なぜなら、温度ムラを減らすことができるからです。

我が家は各部屋に暖房器具がなく、基本的に各部屋のドアを開け空気が循環するようにしていますが、空気が周りきらない恐れがありました。そのため、エアパスが空気を強制的に循環させてくれるのです。

上記ツイートのリプにエアパスを切ったら温度が16℃まで下がったという人もいました。エアパス必須ですね。

日射取得は重要

日射取得は重要。なぜなら、太陽が出ていない日は室温があまり上がらないからです。エアコン設定22度で室温は22度前後をキープできていますが、夜になると少し肌寒い。

我が家では夜に23℃ないと寒さを感じてしまい、不快に感じます。日射取得がない日はエアコン設定を上げたくなりますが、実際は電気代が怖いので我慢しています。笑

高性能住宅とは言え、日射取得は重要ですね!

もちろん、エアコン設定を上げれば快適な温度になります。

オーバーヒートするくらいがちょうど良い?

日射取得ができるとオーバーヒートし、薄着で過ごせる26~27℃くらいまで上がります。むしろ快適です。この日は28℃まで上がってしましましたが、さすがにちょっと暑過ぎでしたね。笑

オーバーヒートに関しては賛否ありますが、個人的な体感としては多少オーバーヒートしてくれた方が、日中も薄着で過ごせて気持ちが良いし、夜の快適さも上がります。エアコン設定22℃で夜でも23℃をキープできます。

感じ方に個人差があると思いますが、真冬のオーバーヒートは歓迎したい派です。

エアコンの設置場所も重要

エアコンの設置場所も重要です。なぜなら、いくら家の性能が良くても空調計画が悪いと温度差が出て不快な空間になってしまうから。

うちの工務店からすると、違う場所にエアコンを設置した方が空気は周るようですが、実験的な意味もありこの場所に設置させてほしい言われました。私も興味津々だったため、もちろん快諾。失敗した時のリカバリーの下工事もしてあります。

今のところ、うまく空気が循環してくれています!各部屋に温度差はあまりありません。

なお、今回は温熱が得意でエアコン暖房の実績もある工務店だったので、空調計画はお任せ。感謝しかありませんね。

ちなみに、エアコンの上に大きな窓がありコールドドラフトが発生し、エアコンが止まらずいい感じ動いてくれる?そんな効果にも期待したい。笑

性能が良いと無暖房もいける

日中の日射取得があれば、日中のエアコンはOFF。夕方まで無暖房。

調子が良い日は夜まで無暖房できます。その日の気温にも左右されますが、高性能な家なら可能です。

真冬の無暖房、なんだかわくわくしてきませんか??笑

真夜中の無暖房チャレンジ

真夜中の無暖房にもチャレンジしました。

朝の外気温-12.7℃で室温18℃前後になっていました。けっこういけましたね!

ただ、一度冷え切った室内の温度を上げるには少し時間がかかり、その後の室温は快適とは言えませんでした。

たぶん、もう真冬の真夜中無暖房チャレンジはやらないかなー。笑

うちのエアコンはズバ暖

三菱の冬用エアコン、ズバ暖KXV4020S-Wを使用しています。14畳タイプです。

松尾さんの動画に詳しく紹介されているので、興味のある人は見てみてください。ただ、文系の私には少し難しかったですね。笑

正直なところを言うと、北海道という土地柄を考慮されているのかわからなかったので、自分で選定するのは諦め、工務店からの提案されたエアコンに決めました!

エアコンは6,10,14畳用しか買ってはいけない!?

寒波が楽しみになる!?

断熱・気密・空調計画にこだわって家づくりをすると、寒波が来ると少しワクワクします。

なぜなら、こだわりの家がどれだけ寒波に打ち勝てるか楽しみになるんです。ちょっとヤバいですよね。笑

-20℃の大寒波にもエアコン1台で十分に暖かい我が家です。

エアコン1台で全室暖房は可能

ふつうはエアコン1台で家全体を暖めるなんて無理だと思うかもしれませんが、それができちゃうんです。断熱・気密・空調計画がしっかりしていれば大丈夫。私はそこにこだわりがある工務店に全てお任せして上手くいきました。

しかし、あまり経験がない工務店にエアコン1台の全室暖房を依頼すると、変な目で見られたり無理だと言われたり、または失敗するリスクが大きいと思います。

空調計画は家の快適性を左右する重要なポイントです。コストを抑えた暖房計画をしたい人は、断熱・気密・空調計画にこだわりを持っている工務店に依頼した方が良いです。

とは言え、そんな工務店が近くにない場合もあるでしょう。そんな時には、フエッピーさんというF式全館空調で有名なプロ施主がいらっしゃいます。かなりマニアックかつ実績もある方です。

依頼している工務店に少し不安を感じているなら、相談やブログを熟読することをお勧めします。

私なんかのブログよりずっと勉強になりますよ。笑

なお、これから工務店選びをされる方は、欠陥住宅なんて嫌だ!の記事も参考にしてください。

おわりに

家づくりは地域に合わせて作らなければなりません。しかし、-20℃になる北海道でエアコン1台全室暖房が可能ならば、他の地域でもできるはず。そう思います。

今回の記事が、エアコン1台全室暖房に興味がある人の背中を押すことができたらうれしいです。コスパを優先し、足るを知ることができる人に合っている暖房方法だと思います。

皆さんの家づくりがより良いものになりますよーに!

私が私はクレーマー?工務店とトラブルになった時の話もぜひ参考にしてね。笑

じゃーね!

妻が商品レビュー記事も書いているよ!

ぜひ、見ていってね♪

なお当ブログでは子育てするパパママにとって「そうそう、こんなのが欲しかったの!」と思えるような商品レビュー記事も書いています。気になる方はこちらからどうぞ!

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