子供が「ぶっ殺してやりたい!」と言った時の親の受容的な関わりは?

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子どもが

  • ぶっ殺してやる!!
  • あいつ死ねばいいのに!!

と青ざめるようなことを言っちゃう。もうどうしたらよいか悩んでいます。

こんなことを子どもが言ったら困っちゃうし、いろいろ心配になりますよね。

今回はそんな悩みに答えます。

この記事を読むと、子どもの想いを受け止め、子ども自身が自分の本当の気持ちに気がつくあり方を学ぶことができます。

結論から言うと、親が子どもの話を「受容」することが大切になります。

では、具体的に見ていきましょう。

受容とは?

受容とは相手の言葉や感情、存在を否定も肯定もせずありのままをただ受け止めることを言います。

例えば

A:「あいつ腹立つ、ぶっ殺してやる!!」

B:「そっか。腹立つし、ぶっ殺してやりたい気持ちなんだね。」

このように、そのままを受け取ることを受容と言います。

「そんなこと言ったらダメでしょ!」と否定しても、「わかる!」と同意してもいけないのです。

否定しないのは難しい

いやいや、子どもが「ぶっ殺す!」と言ったら「冗談でも言って良いことと悪いことがあるんだからね!!」と言わないといけないでしょ?という声が聞こえてきそうですね。

もちろん、厳密な受容から言うとこのように相手を否定するような言葉を言ってはいけません。

でも、親としてダメなものはダメと言いたい気持ちも十分にわかるし、思わず言ってしまう人がほとんどでしょう。

正直なところ、私もそうだし、この反応から逃れるのはすごく難しく感じています。

では、どうしたら良いのでしょうか?

切り替えて受け取りましょう。

「そんなこと冗談でも言ったらダメでしょ!」と思わず言ってしまったら、その後が大事です。

そんな時は冷静になって「まぁ、そっか…。そうなんだね。腹立つし、ぶっ殺してやりたい気持ちなんだね。」と受容すれば良いのです。

あとから受容することを目指しましょう!

これならできそうじゃないですか?

子どもの本音を引き出す「他には?」

「他には?」と子どもの話を受容しながら聴くことも大切になります。

なぜなら、「ぶっ殺したい」という子どもの気持ちは表面的にすぎず、本当の深い気持ちに子ども自身が気づくことが大切だからです。

ほぼ実際の例で解説します。

「他に?あいつすっげームカつくんだよな。いっつも俺にばっかり意地悪してくる。」

「ムカつくし、意地悪ばっかりしてくるんだね。他にある?」

「うーん…、あとはもう絶対に遊びたくないね!」

「そうなんだね。遊びたくないんだね。」

「…あいつも、口が悪いところあるからな…ちょっと俺もカッとなりすぎたかな…」

このように子どもの深い気持ちを探ることで、「俺もカッとなりすぎたかな」と自省の気持ちが表れてきました。

「ぶっ殺したい」という表面的な気持ちだけで終わらせることなく、受容を積み重ね、子ども本人が本当の気持ちに気がついたことで、このケンカは終息へと向かっていきました。

どうやら人は自分の突発的な感情を外に出して、それを受け取ってもらえると、本当の気持ちに気づくことが多いようです。

>>他には?心を閉じている子どもが思わず自分のことを話したくなる質問スキル

なぜ否定したらいけないの?

「ぶっ殺す」という言葉は冗談でも言ったらいけないですよね?だったら「それは違う!」と言わないといけないんじゃないの?という声が聞こえてきそうです。

もちろん、その通りです。ダメなものはダメと伝えることも必要だと思います。でも、子どもが自分の話を否定され続けたらどうなるでしょう?

きっと「どうせいつも否定ばかりされる。」「僕の話なんて聞いてくれないんだ」と思うことでしょう。

その結果、子どもの心が離れてしまい、親の声が届かない関係になってしまいかねないのです。

だからこそ、言ってはいけない言葉があることを教えつつ、ちゃんと受容することが大切なのです。

>>まだ間に合う!!思春期の子育てをやり直したい親がするべき1つのこと

答えは相手の中にある

本当にどうしたら良いか、どうありたいかの答えは子ども本人の中にあります。

子どもだって、本当にぶっ殺してやりたい!死ねばいいのに!!と思っているわけではありません。

そんな人になりたいと本気で思っているわけではありませんね。

だからこそ、その表面的な気持ちだけで衝動的に行動しないようにサポートする必要があります。

そのキーとなるのが「受容」なのです。

ぜひ、この受容のスキルを子育てに役立ててください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

なお、受容について理解度を高める記事もありますので、今回のが良かったという人はぜひお読みください。

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