- どうして片付けしないの?
- 汚いのが気にならないの?
- どうして、じっと座ってご飯も食べられないの?
自分と子どもの性格があまりにも違って、戸惑った経験はありませんか?なんで、そんなこともできないの?イライラ。腹立つ…。
私は、このように息子の行動に理解できないことが多くありました。
今回は、子どもと性格が合わずイライラしてしまう原因と、どんと心をすえて子育てができるようになる方法をコーチングの観点からお伝えします。
この記事を参考にすれば、イライラの原因がわかり、子どもの良い所にも目を向けられるようになんります。
結論からいうと、イライラの原因は、ただ自分とのタイプが違っていただけであり、子どもの成長を信じることで、どんと構えて子育てができるようになります。
では、その理由を解説していきます。
なお、子どもの成長を子ども本人以上に信じることが子育てコーチングの基礎基本になります。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
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真逆のタイプ
我が家には2人の息子がいます。
長男の性格は
活発で、元気、人見知りしない、反応が良い、運動が好き、片付けが苦手、ガサツ、汚れていても気にならない、落ち着きがない
一方で私の子どもの頃の性格は
おとなしい、人見知り、反応が悪い、運動はまぁまぁ好き、片付けが得意、丁寧、清潔好き、落ち着きがある
このように、運動が好きという点以外は真逆の性格でした。そのせいか、私が子どもだった頃、普通にできていたことが、長男はあまりできませんでした。
なんで、そんなこともできないの?
ずっと不思議な気持ちとイライラを感じていました。そのため、長男の行動も理解できなかったし、注意しても直らず、少しずつストレスをためていたのでした。
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戸惑いの原因は私との性格が違うだけ、ただ、それだけだった
旦那の家族によると長男は旦那と似ているそうです。旦那も落ち着きがなく、ガサツ。多少の汚れはまったく気にしない。(今もあまり変わっていません。笑)
だから、旦那は長男を見ても
「そんなもんでしょ。自分もそうだったよー。そんなに気にしなくても自分もこうして生きているし。」
と言うだけでした。
私が「大人になっても片付けできなかったらどうするの?」と言うと
旦那は「俺だって苦手だったけど、1人暮らしして本当にやらないといけないと思った時、ある程度できるようになったよ。だから大丈夫だよ。」と、旦那は長男の苦手をあまり気にしていない様子。
どうやら、長男の成長を信じているようでした。
その時に、思いました。長男は私と性格が違うから気になるだけなんだ。これがストンと腹に落ちたのです。
たしかに、私も結婚するまでまったく料理できませんでした。でも、結婚して料理をしないといけない状況になり、今では普通にできるようになりました。
きっと小さいころから料理をしていたお母さんなら、料理ができない子を見ると心配になることでしょう。
もし、そのお母さんが「うちの子、料理に興味ないんだよね。だから将来、料理できるようになるか心配なんだ」と言ったら
私は自信を持って「大丈夫よ!」と言ってあげられます。なぜなら、戸惑いの原因は自分との性格が違うだけだから。
もし、子どもの頃、料理ができなかったら、子どもが料理に興味がなくても戸惑いや心配しないはずです。ただ、それだけだったのです。
どんな子を持っても心配なのは心配
どんな子どもを持ったとしても、心配しない親はいません。
たとえば、せかせかしたスピードの速い親がスピードの速い子どもを持てば、その子の特性が気になることはありません。むしろ、テキパキ行動するし、元気だし、反応が良い、なんとなく気持ちも理解できる、なんか良い子かもと思うことでしょう。
ところが、スピードのゆっくりとした子ども持ったらどうでしょう。その子の遅さにイライラし、「はやくしなさい!」とせかすこともあるでしょう。または、反応も薄いので「何を考えているのかな?」「何にも興味ないのかな?」と心配もするかもしれません。
その逆もありますね。
ゆっくりな親がゆっくりな子を持てば、その子はじっくり考えるタイプであることを理解しその子なりのペースを成長していることを理解し、心配もあまりしないでしょう。
一方で、スピードの速い子を持つと、落ち着きのなさに驚くかもしれません。なんでじっとしていられないの?この子、大丈夫かしら?と心配するでしょう。
というように、どんな子でも自分とタイプが違うと戸惑ったり心配したりするのです。きっと、
どんなお子さんを持ったとしても、心配するのが親なのです。
だから、大丈夫です!
子どもの力を信じよう
自分とタイプが違うお子さんを持って、戸惑ったり心配するのは当たり前のことです。なぜなら、どうしても、子どもの頃の自分と、子どもを比べてしまうから。
そして、その戸惑いの原因は、自分とタイプが違うだけ、ただそれだけなのです。
同じタイプの親が見たらそんなに心配しません。たしかに、私と長男のタイプは違います。
「なんで、そんなこともできないの?とイラつくこともあります。
しかし、長男には子どもの頃の私にはできなかったことを、いとも簡単にできることがあります。
それは、人前で話すことです。
子どもの頃の私は人前で話すことが苦手で、ただ固まるだけでした。しかし、長男は大きな声で堂々と話すことができます。
そんな彼の姿を見るとうれしいし、素直に尊敬します。
幼稚園の発表会や学校の参観日での長男の姿を見て
- 「本当にすごいなぁ」
- 「かっこいいなぁ」
- 「私の子どもの頃と全然違う」
- 「親としてうれしい」
という気持ちが湧いてきます。
きっと、タイプが違うからこそ見えてくるお子さんの良いところがあるはずです。だからこそ、お子さんのありままを信じて受け入れてみませんか?そして、お子さんの力を信じてみませんか?
きっと大丈夫です。
その成長はゆっくりかもしれませんが、間違いなく成長していますから!
そう信じるようになってから、私はかなり気持ちが楽になりました。
そして、不必要に怒られることが減った息子も、のびのびと成長しているように思えます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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