こんな人におすすめ
・普段から不平不満を抱えている人
・自分で判断できないことがあると、プレッシャーやストレスを感じてしまう
・注意や指摘をされると自分が否定されているように感じてしまう人
私は以前仕事でどうしたらいいか自分で判断できず、「怒られたらどうしよう…」というようなストレスを抱えたり、怒られてしまったら「だったら最初から説明してほしかった…」という不平不満や言い訳を感じる日々でした。
しかし、「物事に対して立場をとる」ということを知り、実践するようになってからは不平不満やストレスから劇的に開放されました。
今回は同じような悩みを持っている人にも物事に対して立場をとれるようになり、パワフルかつ適切に行動できるようになってほしいと思い書いています。
ストレス耐性に強いのは誰?
飛行機には①パイロット、②客室乗務員、③乗客の人たちが乗っています。
少し極端な例ですが、飛行機がエンジントラブルで不時着しそうになっている時を想像してみてください。
この時、もっともパニックに陥っているのは誰でしょうか?
おそらく③の乗客です。
自分ではどうすることもできず、また、飛行機の状態を知るすべはなく、ますます落ちそうになっているのか、少し良くなってきているのかもわかりません。
ただ座席で恐怖におびえ震えるほか、なすすべがないからです。
では、一番冷静に対応できるのは誰でしょうか?
おそらく、①のパイロットです。
なぜなら、パイロットは自分の意志でパイロットになり、乗客・乗員の命を守るという重責を自ら負い、どういう事態になっているか把握していて、自分で対処法を決めることができる立場にいるからです。
自分で選び、自分で決め、自分で判断して行動できる立場にあるからこそ、トラブルや困難にも立ち向かっていける力が湧いてくるものです。
お買い物を頼まれた旦那さん、しかし、商品が売り切れ。どうしよう…?
では日常生活でこのような状況ではどうでしょうか?
奥さんに買い物を頼まれた旦那さんがいます。
スーパーに食品を買いに行きました。
買い物リストを渡され、それらを買ってこなければなりません。
しかし、買うべきものが売り切れになっていて、何を買ったら良いかわかりません。
それを買わないと奥さんの夕飯計画が崩れてします。
電話をしても出てくれない。買わなくても怒られそうだし、余計なものを買っても怒られそう。
自分自身で決められる立場にいないと、買い物程度の事ですら、ストレスやプレッシャー、不平不満を感じてしまいます。
もし、怒られたら「自分で買いに行けばいいのに…」と心の中でつぶやきそうですね。
上司がいない商談。想定外のことが起きた。どうしよう…?
仕事ではどうでしょうか?
上司に頼まれた仕事がありました。この場で決めてこなければならない商談です。
しかし、取り引き相手から出された条件が想定していたものと違っていました。
自分自身では判断できません。
でも、この場で決断しなければならない。
上司から言われていた条件とは違うから上司に怒られそう。
でも、取り引きできなくなるのも怒られる。取り引きをしても良い条件かなぁと思うけど、自信がない。
自分ではどうしたら良いかわからず、ストレスやプレッシャーを感じてしまう。
会社に戻って、「その条件でも取引して来いよ!」と言われたら、「だったら、最初からそう言ってくださいよ…」と心の中で不平不満を感じてしまいそうですね。
もし、自分で判断できる立場だったら?
もし、これらが自分自身で判断でき決断できる立場だったらどうでしょうか?
スーパーに買い物に行ってほしいものがなくても、自分で夕飯を考え直して違う食材を買って帰ることができます。
欲しいものが十分に買ってこれなくても、料理を工夫したりしてどうにか対処できます。
少しくらい家族から文句を言われても、しっかりと説明できます。
自分自身で責任を負っているからこそ、大きな不満やストレスを感じることがありません。
また、取り引き相手との交渉においても、自分から違う提案をしたり、お互いがWin-Winになるような点を探り出すことだってできます。
どうしても、折り合いがつかなければ、自社にその相手と取引するメリットがなかったと、上司にも堂々と説明することもできるはずです。
これらは墜落しそうになっている飛行機のパイロットと同じです。
自分自身で判断し決断できる立場に立っているからこそ、トラブルに対してもパワフルかつ適切に対応することができるのです。
物事に対して立場をとる
とは言っても自分には決定権がないからそんなの無理だよ…と言いたくなる人もいるはずです。
しかし、周りを見てみてください。
例えば、同じ新入社員でも自分自身でしっかり判断している人はいませんか?
このような人たちは、ガキの使いのように言われたことだけをするのではなく、「こうした方が良くなるな」と自分から考えて提案したりして、仕事に対して自分事として立場をとっている人たちです。
つまり、「その物事に対してのパイロットになるだけ」です。
大切なのでもう一度言います。「物事に対して立場をとって行動する」だけです。
「そんなのよくわからん」という声が聞こえてきそうですが、「立場をとる」だけです。
本当にそれだけです。
自転車に乗れない人に「自転車の乗り方は自転車に乗ってバランスをとるだけだよ」と教えるのと同じように「物事に立場をとる」だけなのです。
本当にそれだけで、パワフルかつ適切に物事を扱えるようになり、周囲の評価も変わります。
自分自身の人生のパイロットになろう
人生や普段の行動も同じです。人任せにしていませんか。
人任せに行動し、失敗すると、少し怒られただけで、ふてくされてしまいます。
心の中では「私はわるくない、私はわるくない」と自然に言い訳も出ます。
失敗から学ぶこともできません。
何かトラブルがあると自分ではどうしたら良いかわからなくなってしまい、ストレスを感じてしまうものです。
人生の主役は皆さんです。人生のパイロットになるために、自分自身に対して立場をとりましょう。
そのためには、自分で選び、自分で決め、自分で判断して行動してみてください。
自分次第の生き方ができるようになるはずです。
きっとその方が楽しい毎日を過ごせるはずです。
ぜひ、今からすぐ自分の人生に立場をとってみてください。
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