つい感情的になってしまって、怒ったり悪口を言ってしまったり後悔したことはありませんか?
きっと誰もが経験したことがあると思います。
そこで、その時の感情や気分に振りまわされないためにのコツがあることをご存知ですか?
ちょっとしたコツを知ることで、振り回されず自分次第の生き方に近づくはずです。
それは「自分の感情と思考・行動を分けて考えること」だと言われています
では、そのために、どう考えたら良いかのヒントをお伝えしたいと思います
感情とは「心の反応」の1つ
まずは「感情」について知ることです
「感情って何ですか?」と聞かれて答えられますか?
ほとんどの人が「自分の気持ち」ぐらいにしか答えられないと思います
しかし、感情とは「心の反応」の1つにしかすぎません
例えば…
悪口を言われると「ムカつく」
おめでとうと言われると「うれしい」
怒られると「悲しい」
これらは心の反応
また「体の反応」もあります
熱湯に指を入れると「あちっ!」
チョコを食べると「うまっ!」
鼻穴にこよりをいれると「ヘックション!」(笑)
これらは体の反応
体の反応は人によって違いはほとんどありません
熱湯に指を入れたら誰もが「熱い」と反応しますよね
しかし、心の反応は人によって違います
どう感じるか、どう反応するか人それぞれです
感情はコントロールできない
一般的にスポーツの世界では「感情をコントロールしよう」と言われていると思います
しかし、感情は心の反応の1つであり、コントロールすることはかなり難しいし、無理だと思います
たとえば、「大嫌いな人を、感情のコントロールで大好きになってください」と言われ「大好き」になれますか?
「勉強に対するやる気ないのに、感情のコントロールでやる気を出してください」と言われて「やる気」を出せますか?
まず無理ですよね
もちろん、テンションが上がる音楽を聴いてやる気を出したり、好きなハーブティーを飲んでリラックスしたり、間接的に感情をコントロールできることもありますが、直接的に感情をコントロールすることはかなり難しいものです
感情とは心の反応であり、コントロールすることは難しいものです
コントロールできるのは思考と行動だけ
同僚に悪口を言われて「ムカついた」からその場で「悪口を言い返した」
これはカッとなって感情に振り回されて行動したとうことになります
しかし、「ムカついたけど、同僚と同じレベルの人間になりたくない、仕事で差をつけてやりたい」と考え(思考)
そして、「これまで以上に一生懸命に仕事に取り組んだ」(行動)
これはどうしたら良いか考え、行動したと言えます
「仕事で差をつけたい」と考えることもできるし、「上司に報告しよう」とも考えることもできる
そのあと、実際にこれまで以上に仕事に取り組むかどうかや、上司に報告するかどうかなど、どう行動するかも選択できます
思考と行動は自由、つまり、自分次第でコントロールできるものなのです。
まとめ
私たちは感情をコントロールしようとし過ぎです
感情をコントロールするなんてインドの山奥で修業を積まないとできないくらい難しいものだと思います
できないものをやろうするからできずに悩むものです
できないものは手放しましょう
その時の感情や気分に振りまわされないために
まず、自分の感情と思考・行動の違いを認識し
これらを分けて考えることからはじめてみましょう
これが最初の一歩です
コメント